2017年 07月 15日
若いミャンマー人女性の恋愛相談に乗りました(4)男子の本懐 の続きです。 ということで件の女性に会ってきました。 待ち合わせはホテルの近くにある某中国寺。実は彼女はご近所さんなのです。「先生がタナカをした顔が見たい!」というので、リクエストに応えてタナカを塗って行きました。 待ち合わせ時間に現れた彼女は、写真で見たとおりの笑顔の可愛らしい快活な女性で、会社の制服のポロシャツにジーンズという姿。なんでも会社は彼女の住んでいるコンドミニアムの一階にあり、会社が終わった後、そのまま来たそうです。本当は「先生」に会うために化粧してロンジーを着て来たかったそうですが、時間がなかったとか(初対面のミャンマー人は大抵ロンジーを着てやって来ます)。 「何が食べたい?」と尋ねると、彼女は「シャン料理」と答え、BBQストリートの別名で有名な19番ストリートへ行って、そこのレストランに入りました。料理を食べながらよんどころのない世間話。Messengerで話していた限り、彼女の日本語の読み書き能力はかなりのものと思ったのですが、話す聞くはまだ苦手のようで、途中、会話を止めて説明を交えながらの会話でしたが、それでも意思の疎通には問題ありませんでした。 現在、彼女は月曜日から金曜日まで会社勤めをする傍ら、土日は他にアルバイトをしているそうです。12月に日本人の彼氏と旅行する予定でお金を貯めていたのですが、その金の大半を家に入れてしまったので、お金を貯め直すためにバイトを始めたのだとか。一日も休みがないなんて大変じゃん、体壊すよ、と言ったのですが、日本語学校に通っていた頃は毎日睡眠時間が四時間だったそうで、その頃に比べれば楽だ、と彼女は答えました。両親と兄は屋台の仕事をしていて、家は決して裕福ではなく、他の家族は毎日夜中の2時に起きて仕事に行き、夕方頃帰ってきてすぐに寝てしまうので、生活の時間帯がずれ、そのために彼女は家族との会話もなく、また土日も働いているので友達とも遊べず、「虚無主義」に陥っていると言いました(実はこういうことを言うミャンマー人女性は少なくないのです)。大学に行って、日本語学校で日本語を学んだ、学力でいえばミャンマーの最上位層に入る彼女の生活がそんなに大変なものだと思ってもいなかったので、私はびっくりしました。 そして彼氏との関係も相変わらず。自分から話しかけないとあちらからは話しかけてこず、彼女は「cool blood robot」と彼のことを評して、苦笑いをしていました(実はこういうことを言うミャンマー人女性は少なくないのですw)。それでも12月に予定している旅行を楽しみにしていて、毎日、頑張っているのだそうです。Facebookのタイムラインに流れてくるミャンマー人の写真は明るい笑顔ばかり……でもその陰で大変な思いをしている人がたくさんいるのだなと改めて実感しました。 食事が終わった後、再会を誓ってお別れ。握手をした彼女の腕は折れそうなほど細かった。ホテルに帰った後、お土産にもらったマンゴーを食べる写真を彼女に送って、「ごちそうさまでした」と礼を述べて、眠りに就きました。
by bonoxylove
| 2017-07-15 14:10
| 国際結婚関連
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アバウト
ミャンマー人女性との結婚をお手伝いする国際文化交流One代表社員。愛知県立旭丘高校→一橋大学社会学部。http://myanmar-one.com/ by bonoxylove カテゴリ
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