2016年 06月 10日
今更ながら第一回ミャンマー視察のご報告を。暑さに負けて記録は最初のほうしか取っていないので、日付はあやふやです。 1月15日(金) 1月16日(土) 2階の10ドルの部屋が空いたので、そこに移る。私も既に40歳、8階までいちいち階段を上り下りするのはさすがにキツイ。ホワイトハウス名物のバイキング風朝食をいただき、屋上のテラスに上って、ヤンゴンの朝の風景を眺めながら、U2の「Where the streets have no name」などをiPhoneで聴いて、気持ちを高める。その後ダウンタウン周辺を散歩。昼間に外に出ると、ミャンマーの変化は一目瞭然。11年前は人もまばらで、外国人だと目立つからか、一日一回は必ず日本語話者のミャンマー人に話しかけられたものだが、今はそんな余地もないほど人で溢れ返り、ミャンマー人だけではなく、インド人、中国人、バングラデシュ人など人種も様々でかつては一軒もなかったレストランやカフェやスーパーが軒を並べ、ヒンドゥー寺院やモスクまであり、車の渋滞もひどい。商店を一軒一軒尋ねて、暇そうな店番のねーちゃんをスカウトしようとした当初の目論見は外れた。何か他の手を考えなければ。夕方にはI氏と某大手日本商社ご用達の日本料理屋Hで食事。日本料理屋と言いつつ、麻婆豆腐や酢豚やふかひれスープなどの中華料理に舌鼓を打ちながら、ミャンマーの色々興味深い話を伺う。女性を集めたいのなら、Facebookを利用すればいいとのこと。なんでも2014年にインターネットが解禁され、通信費が劇的に下がって以来、ミャンマーではスマフォが爆発的に普及し、若年層ではFB加入率は95%を超えているのだとか。これはいいことを聞いた。そして「ここ行ってこなよ」と言われて、チーミインダイ駅近くの僧院を教えられる。ここで日本語を教えているから、顔を出してみるといいと。「そうします」と言って、ありがたくその情報をいただく。 1月17日(日) 1月18日(月) 1月19日(火) 一日中宿に引きこもって、戦略の練り直し。 1月20日(水) I氏の事務所を訪れて結婚に必要な書類について相談。書類集めはI社関連のパスポート・ビザを一手に引き受けている弁護士に頼むことにしたが、それにしてもパスポート30~80ドル、独身証明書10~50ドル、IDカード10~50ドル、ファミリーリスト10~50ドルというあやふやな必要経費の金額はなんだ? と尋ねたら全部賄賂の額なのだという。ほへっ。その後、I社の社員というK氏が来訪し、同郷ということが知れ、若干話が弾む。かつてはヤンキー中学校として知られたO中学校で生徒会長をやっていたのだという。その後、仰天の事実が発覚。なんでもI社はI氏、K氏も含めて関係者全員がホモなのだという。「男の8%はホモだから、ホモだけで金を回せるんだよね。ホモは性格いいし」とI氏。最後、「君、××ちゃんに似てるねえ」というありがたい言葉をいただく。 1月?日 この前後に年配の日本人男性が二人ホテルにやって来た。一人はTさんという75歳の方で、旧帝大の工学部の学生だったのだが、大学在学中に文学・哲学に傾倒して文学部に転部し、大学卒業後はバックパッカーのようなことをしていて、やがて食うためにアジア進出を目論む日本企業の使い走りのようなことをやり始め、そうしているうちにコンサルタントとして一本立ちしたのだという。今回も某大手企業のマーケティング調査を担っての来緬で、ホテルのマネージャーとは昵懇の仲。英語、フランス語、ミャンマー語、さらにはミャンマーの少数民族の言葉に堪能で、ミャンマー歴も長く、知人には国会議員も大富豪もおり、私の不在中、ルビードラゴンと呼ばれる財閥の娘が彼に挨拶に来たそうだ。そんな大物なのに一泊10ドル前後のホテルに泊まるギャップがまた面白い。もう一人は福岡の日本語学校の50代の日本語教師Nさんで、営業の人間が病気になったので代わりにヤンゴンに派遣され、日本語学校を営業で回っているということだった。かつてはバンコクで10年日本語教師をやっていたそうで、奥さんはその時に出会ったシャン族の女性(ミャンマー国籍)で、今はタイ・マッサージの店をやっており、自分よりも稼ぎがいいのだとか。かつて結婚の手続きのためにヤンゴンに来た時は、奥さんの実家に泊まっているところに秘密警察に踏み込まれたりして(ミャンマーの法律では外国人はミャンマー人の家に泊まれない)、大変な思いをしたそうだ。二人は飛行機でたまたま席が隣になって意気投合し、一緒にこのホテルにやって来たらしく、爺殺しの悪名高い私はすぐに二人と仲良くなった。Tさんは早々に仕事でインレー湖へ出かけていった。 1月23日(土) フライヤーによると、朝から授業をやっているということなので、朝の9時にマノーラマ僧院を訪れる。Basicクラスの授業が行われる一階の教室は生徒で溢れ返っており、強面の僧院長曰く300人以上の生徒がいるとのこと。ここでも授業の手伝いを申し出、横っちょで授業を見学していたが、出る幕はなかった。授業が終わると、僧院の近くでシングルマザーの日本人女性が経営しているジュエリーショップへ赴く。ここで(将来の)お客様に婚約指輪と結婚指輪を作ってもらう予定なのだ。クーラーのよく効いた部屋で色々説明を受ける。その後、僧院に戻って3時の授業に出て聴解を手伝う。 1月24日(日) →第一回ミャンマー視察(2)
by bonoxylove
| 2016-06-10 13:35
| 国際結婚関連
|
アバウト
ミャンマー人女性との結婚をお手伝いする国際文化交流One代表社員。愛知県立旭丘高校→一橋大学社会学部。http://myanmar-one.com/ by bonoxylove カテゴリ
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